『 タイの病院 』
この前さ、狂犬病のこと書いたばかりなんだけど、ある掲示板で「狂犬病の潜伏期は5〜10年」って書いてあるのを読んだんだよ……。(不気味な沈黙)
そりゃそーと、この前のを読んでくれた友達がさ、「タイの病院って、どーなの?」なんて言うものだから、本日のお題はマンマだけど『タイの病院』。
で、おいらって、タイの病院フリーク!
そう言えば、この間、従妹がくれたメールに「ニイチャンって、いっつもなんか、命に別条ない病気とか怪我とかしてるよねーってのがあって、これを読んだ弟子とかトモダチとかに、これがまた大受けでさ。
ま、それはいいんだけど、おいら、タイではホント、よく病院のお世話になってる。
だってね。いいんだよー、タイの病院って。
勿論オール個室で、バス・トイレ・カラーTV付き……ってゆーとー、60年代のラブホになっちゃうんだけど…。
エアコンは微妙な温度調整可能だし(もっとも来る看護婦来る看護婦が皆「暑いわねーこの部屋」って、勝手に温度下げちゃうんだけど)、タオル類は勿論としてもパジャマ・バスローブ(だぜぃ)を1日3回も取り替えに来るんだよー。
(これって、1日3回は aab naam
しなさいってことだよね。)
食事は毎日「明日は日本食ですかー? タイ食ですかー?」って聞きに来てくれるし、食事と食事の間にはケーキやらフルーツやら紅茶やらと…ま、配膳が1日6回もあるし。
おいらは、朝はコーヒーがないとダメな人だから、特別に豆を用意(フツーはNESCAFE)するんだけどお湯やら器具やらはなんでも持って来てくれるし、パンは暖かいし…。昼・夜はタイ食だけど、時々気紛れに「明日の夜は日本食」などと注文したりする。
さらに院内にはカフェテリヤだってマクドナルドだってあるんだから、時々は気分を変えてお外で食事。
シーツも勿論毎日換えるし、ピンクのカーテンだって清潔ぅー! あ、タイの病院の病室は何故か淡いピンクの壁・カ−テンになってるところが多いね。
頼めばファクシミリだって入れてくれる。(って、古い話だね。おいらが入れてもらったのは10年ほど前のことだ。今じゃ、PCだね。)
ホテルの話じゃないんだから、部屋や食事のことばっか言ってないで…って?
それがねー、ドクターもナースも、これが格が高いんだわー。
思わず書いたけど、「格」だね、違うのは。
ま、どっちもどっかの国と違って、大マジのエリートの仕事だからね。
(おいらの小・中学校ん時の同級生のAクンなんか、親が病院の院長兼理事長だったが為に、無理矢理医師にさせられて…ホントはあのまま鼻たらして夢を見続けていたかったんだろーに…。)
ドクターの場合は、大抵がアメリカ留学組。続いてドイツとフランス組。
で、日医卒組ってのがあって、なんか申し訳ないような気持ちにさせられるんだけど、おいら達日本人が多く世話になるのはこの日医卒グループ。
地元の国立医大マヒドン大の方が勉強出来たんじゃないのー? って、思うんだけど…。
そうした綺羅星のような先生たちが、それは丁寧に診て下さるからね。
1日3回は病室に来て下さる。
検査や医療器具? これは世界の最先端。日本にないものがいろいろ導入されてる。
もちろんソフトの方(医療技術)だって、日本よりは上だね。
そりゃまー、個人差あっていろいろだろ? ってもんだけど、少なくとも5000万寄付したから入学出来ただの、国家試験通っただのってのが、居ないだけでも信頼できるとおいらは思ってるんだけど…。
おいらは幸い、狂犬に噛まれた以外では『命に別条ない』ものばっかりでしかお世話になったことないんだけど、おいらのタイ友達と言うタイ友達はみーんな、病気だと言うと喜んで(?)タイへ行くんだよ。
手術が必要なものなんかは、必ずタイだね。
あ、そうそう。
タイで『病院』って言うと、「医療機関」じゃないんだよ。え? あ、医療機関だけど、医療機関じゃないんだ。
どーゆーことかって言うと、国家の考える業種(カテゴリー)として、『病院』は「医療機関」ではないってこと。税制上も同じ。
じゃ何かとゆーとー、「国際水準以上のホテル・病院など接客を伴うサービス業」ってカテゴリーに分類されてるの。
だから病院の経営者は、いいハコ作って、いい機械を世界中から導入し、評判のいいドクタ−をヘッドハンティングして…と、ひたすら日夜、競争原理の只中で「良い評判の病院たろう!」とする訳。
ドクターもまた、経営者と個別に契約した『出来高制』の自由業者と言うかサービス業者としての側面を持った医療プロフェッショナルだから、患者の人気が高まれば即それが収入に響くってこともこれあり、非常にシビアーな研鑚が要求されている。
どっかの国の大学病院みたいに、教授におべっか(や賄賂)使っておけばやがて助教授になれて…とか、製薬会社の社長令嬢と結婚したら、研修医がいきなり院長に、とかはないんだよね。
ま、一旦日本を出たら三月半年帰って来ないおいらの旅は、大抵がGUEST
HOUSEか400バーツ位の安ホテル(月3、4000バーツのアパートってのもある)に泊る旅でさ。
だからたまに病院に入ると、もー天国と地獄くらいに思う、ってのもあるかも。
でもまぁ、ホントにタイの病院はいいんだわー。
あ、断っておくけど、今おいらが言ってる『病院』ってのは、私立の大病院のことね。
それも、日本の大学を出たドクターや日本の看護学校を出たナースの居る病院ね。
クルンテープなら6つか7つ。
他の主な都市にも1つずつはある。
その『病院』が天国ね。
で、その他の病院はまぁ、これも2つに分けて、私立の中病院と公立の病院ではかなり違う。
後者などは、冷房のある病室は少なく、大部屋だとチョットした仕切りはあるけど、広い部屋に20人ほどがいたりする。
でも、安いよー。日射病で一晩入院したことあるけど、点滴してもらったり、退院時にヴィタミンいっぱい貰ったりして900円ほどだった。
あ、先に書いた病院だと同じことをしても2万円くらいね。
勿論、おいらは『旅行保険』ねっ!(とてもじゃないけど、そんな犯罪的なことは自費(?)では出来ない。ついでに言っておくと、一晩とか一食で使うお金が庶民の1ヶ月の収入と同じなんてのをおいらは犯罪的と呼び、出来ない。あ? …してるのか…?、保険ではあるが…。)
「医療機関」には他に『クリニック』と呼ぶ、まぁ町の開業医や診療所ってのがあり、こうしたところはさらに安く、庶民はまぁ、この辺に行くことが多い。
インフルエンザで注射してもらって、210円だった。
でも、このクラスでも「お医者さんは滅多に行かない」って人も結構多い。
その分、薬屋さん、あるいは日本みたいに薬事法がどーたらこーたらないので、風邪薬・鎮痛剤くらいなら雑貨屋やコンビニにあるのでそれを買う、ってのが多いな。
あーーー、こんなこと話してたら、また入院したくなっちゃったよー。
(あ、タイの『病院』に、だよ。)
それにしても、狂犬病の潜伏期間ってどうなの?
おいら、噛まれてまだ3年経ってないんだけど…。
「発病したらどうなるんですか?」っておいらが聞いた時の、BANGKOK GENERAL HOSPITALの先生の言葉が思い出される…。
「暴れる……」
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