『 タイでは走ると撃たれます! 』
台風一過、チョー暑いねー。
皆さん、台風はダイジョウブでしたか? お見舞い申し上げます。
さて、こう暑いと思い出すのはタイでさ。
なんか、外に出て、暑さでクラクラーとなると、「おお! タイだ!」なんてニヤついてるおいらってヘンか?
歩いてても、ついスーパーとかに用もないのに入ってしまって、ヒンヤリした冷気とともになにやら生鮮食料品の匂い漂って来るのを嗅いでしまって、「オッ! この匂いはバンランプーのデパートの一階に入ったときの匂いと一緒だ!」なんて感激してるおいらって、ヘンか?(そりゃヘンだわ。)
さて、暑さで朦朧としながら本稿の締め切りを迎えて、思い出した言葉がこれでさ。
「タイでは走ると撃たれます!」
30年ほど前。
初めてタイに行った時、アートコーヒー(アマリンホテルの…おっと、アマリンホテルも何時の間にかなくなってるか…? 今のワールドトレードセンターの前あたりにアマリンホテルがあり、その横にアートコーヒーがあった)で声をかけて知り合ったT君が真っ先に教えてくれた言葉だ。
「ど、どゆこと?」
なんてびびっていたおいらだったが、次の年にも飛行機で隣り合わせたKさんが同じことを言ってね。
T君は20そこそこで同じ年恰好の若者たち3人で話していたのであり、後に付き合うようになって聞いてみれば、ま、タイ好き長期滞在者のハシリであったな。
Kさんはさる大手電話工事会社の偉いさん。
数年、タイに駐在していたが工事の完成でひとまず引き払い、今は若い者2人を残すだけ。
で、時々タイと大阪を行き来してる、とか。
そりゃそーとKさんには謝らなきゃならないことが…。
いろいろ教わって、タニヤーでお酒までご馳走になったおいらだったが、ずっと20数年、賀状だけの挨拶で、お目にかかることがなかったのね。
で、数年前のことだけど、某新聞社系カルチャーセンターで『タイ旅行会話』を教えている時、なんと! Kさんも同じ所で『インドネシア語入門』って講座をやってらしたの!
おいらのが始まる前に終わる時間割だったらしく、教室から出て来られるのとおいらが受講生たちと入って行くのがクロスオーバーする形でさ。
「あ? 何処かで会ったような…」
って思いが走ったのだけど、もうこっちも始めなきゃいけない時間だったし…。
で、終わって、事務局の人に聞いたらKさんだったの。
タイの後、インドネシアが長かったようで、退職後の楽しみとして教えておられた様子。
で、次の時とか、お声を掛けてご挨拶するなり、「Kさんのお蔭で、おいらもいつしかタイ語を教えるような事に…」ってお礼を言うなり…すればいいのに…。
つい声を掛けそびれて、また数年が…。
なんかあの時、結構バリとかブームになってたのに、インドネシア語入門クラスは5、6人しか受講生がいなくて…。こっちは定員枠一杯の20人(今では反省。だって発音とか、20人だと一人一人チェック出来ないんだもの)。
そのクラスが入れ替わる時に一瞬目を合わせるってこともあったのですが、なんか声をおかけしづらくて、本日に至る。
ごめんなさい!(っても、読んでおられる訳はないけど…。)
でね、「走ると撃たれます」は嘘じゃなかったね。
今でも、そうね、年に1回や2回はあるなぁ…。
タイの新聞って、結構キツイんだ。慈悲深い仏教徒の国なのにね。
死体写真なんかがトップによく出る。
で、走って撃たれた人も……。
よくあるのはね。ま、おいら的にはたまらないんだけど、yanwaraat(ヤワラー)の金行(金製品を売り買いする店)の店先で、撃たれて倒れてる男が写っていてね。
で、その横でピストルの銃口を上に向けて、にんまりと微笑んでいる太った中国系タイ人の男がいる!
「こいつをこれで撃ったのは俺さまだい」みたいな。
これが年に1、2回…。
つまりなんだね。
こんな暑い国で、走るなんて暑いことする奴はいないんだ。
ってのが前提になってる。
だから、バスが待ってたバスストップに停まるんじゃなくて、その手前30メートルの大木の木陰の所で停まったからといって、急に駆け出したりしちゃいけない。
撃たれる、から…。
こんな暑い中、走って逃げるなんて奴は、よほど悪いことした奴に違いない。
とにかく撃って、足を止めておこう。って、パトロール中のおまわりさんや、その辺の商店主が「パパーン!」って撃ったからって、別に不思議でもなんでもない。ってことだね。
あ、その辺の商店主がピストル持ってるのかー? って?
持ってるよ、大抵。
あまり言いたくないけど、所持許可証を貰うのは簡単なこと。おいらも…あ、やっぱり止めとこう。あ、いや、よく勧められたってだけのことだけど。
でも、引ったくりにいきなり撃ちかかって罪にならないのか? って?
そりゃなるさ。単なる引ったくりにいきなり撃ちかかったんじゃ、過剰防衛もしくは傷害致死だよ。
でも、凶器を持った強盗殺人犯だったらどうだろ?
そう、立派な「正当防衛」さ。
だから、その手の写真には、よく血を流して倒れてる痩せた男の傍らにナイフやらピストル(玩具の)やらが転がしてある訳だよ。誰が転がしたかは知らないけれど。
いやぁー、暑いねー。
タイと一緒だー!(ウキウキ…って、おいらはヘンか?)
ホッテストのシーズンは終わったけれど、夕方の雨が降るまでは、今の日本と同じ位の暑さじゃないかな。
暑いからそうなのか、豊かだからなのか…。
タイでは時間がゆっくり流れてるんだよね。
人もあくせくしないし、人間関係にぎすぎすすることもない。
微笑みの国だし、
やすらかなる国だし。
「ムアンタイ」と言えば「自由の国」だし。
夏休みに行く方も多いと思うので、一言申し上げた。
タイではゆっくりと歩くべし。
あ、こんなことも言ってるぞ、タイの同朋は。
「ひなたを歩くのはファランと犬だけ」
注:「ファラン」
白人系外国人。フランス人の「ファランセ」から来
たと思われる。
PS:
シナリオ直しに入ってますが、未だ決定稿に至らず。
同時に製作体制についてもいろいろ考えなくちゃいけなくて、それで…と言うのは、ハイ、逃げ口上です。
でも、タイ好きの上に映画好きの方がいらしたら、是非お考えをお聞かせください。
このような(たまたま読者となった夢さんのメルマガに書かせていただくようになったと言う経緯)ところからスタートして、まぁ、言ってみれば史上初のnetによる製作体制つくりみたいなことを志向しています。
大きな所(メジャー)と組めばイージーだけど、大きく口も挟まれます。
それは避けて、表現したい世界を表現し切りたいと、思います。
前回、夢さんも書いて下さったように(あんな大きく書いて下さっててビックリ)、『a
love story 製作準備委員会』のHP作りを手伝ってくださる方も引き続き募っています。
あと、出演者・スタッフ……も。
もひとつPS:
鹿児島にお住まいの方で『タイ旅行会話』って奴を習ってみたいとお思いの方は、いらっしゃいませんか?
前号で書いたN君のレッスン、まだ続いているのですが、ご一緒にどうかと思いまして。
彼と並ぶまでは別にお教えするのですが。まったく話せない人を30時間で「一人旅がなんとか」までにしてみせます。
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