お盆休み緊急コラム
『マジで怒るよ! ウソツキ日本人!』
ゴメン!
今日はいつになくチョ〜辛口になることをあらかじめ断っておく。
daawは怒っているのだ。
その前にタイの人々が怒っているのだ。いや、悲しんでいるのだ。
学生諸君などは、7月に入って大挙してタイに押しかけてることと思うが、このお盆休みにまたひとしきりタイ入国のラッシュが起きると思うと、今、どうしても言っておかなければって思うことがあるのだ。
と言うのはーーーーーー
「また来るから」なんてことを、日本人はまるで社交辞令か挨拶のように言うよね。
もっと具体的に「来月中には必ず…」なんて言ったりして…。その時は社交辞令や挨拶ではなく「願望」として言うんだろうけど。
そんなものだとは知らないタイの人は、ひたすら待ち続けるんだよ。
そして、傷つく。
傷つくだけじゃなくって、時には悲劇に結びつく…。
昨日、タイの友人から入ったメールでは、
「来月中に帰って来るから。それまで待ってて」
って言って6月に日本へ帰った男が居ると。
で、待ってるのはバイトをしながら修行してた女優の卵だと。
で、彼女は彼の言い付け(バイトをしないで待っててって言ったらしい)を守って待っていたのだけれど、家賃もレッスン料も払えずのっぴきならないところまで来ている、と。
で、「この男を待ち続けるべきかどうか。daawはどう思う?」と言うのだが…。
この女性は今、重大な岐路に立たされてることと思う。
タイでは、女優とか歌手とかって、とっても厳しい条件に立たされてるのね。
分かりやすく言うと、身持ちが硬くないとやっていけない、と言う。
(これは、チョットここでは詳しく話さないけど、昔の日本の花柳界に似た風習と関わりがある。)
で、彼女もKFCで「いらっしゃいませー!」をやっていた訳だけど、経済的に穴をあけてしまった今の状況では、女優を諦めて田舎に帰るか体を売るか…しかないのではないだろうか…。
でも、これなどまだいい方でーーーー
おいらは、ひたすら男の帰りを待ってアパートを1歩も出ず、飢え死にしたタイの少女を知っている。
田舎から出て来たばかりの少女で、「クルンテープには悪い人が一杯いる」と聞かされていたのではないかと…。
これは隣に住んでいた人の話である。
「また来る」とか「待ってて」ってだけでもこんな悲劇が起きるのがタイだよ。
人の言ったことを疑って掛かるってことを知らない人たちなんだもの…。
それが、「愛してる」になるとどうなるか?
『地球の歩き方』をはじめ、さまざまなゾッキ本的ガイドブックには、よく巻末などに「これだけ知っておけばタイ旅行は何倍も楽しくなる−−ミニタイ語会話集−−」なんてのがある。
編集関係者はとくと聞いて欲しい!
タイ編に関しては「愛してる」の文例を載せるな!
日本は、アメリカおよびアメリカ映画の影響で、
「 I love you 」の誤訳として「愛してる」って言葉をしきりに言うようになった。
誤訳と言うのは、宗教的な背景もあっての広く深い「愛」の意味を、ほとんど男女の間の愛みたく使い始めたってことなんだけど、それはまぁいいとして、タイだ。
タイ語で「愛する」を「rak(上げ調子)」と言う。
で、ガイドブックなどには、
phom rak khun ボクは あなたを 愛しています
などと書かれている。
まさかと思うが、うっかり使われるといけないので、声調は敢えて書かない。
声調が書いてないからと言って…、カタカナでしか書いてないからといって…、安心(?)してはいられないのが日本人なんでさ。
どうやら、この程度のガイドブックを枕元に置いて、寝物語にタイ語レッスンする輩が多いらしいのね。
で、挙句に、
「 phom rak khun 」と……。
日本人の感覚から言えば、これは流れから言って、ギャグかジョークみたいなつもりなんだろうけど…。
あるいは、ちょっと盛り上がるための甘言てなもんなんだろうけど…。
これが大変なことになることが多いんだよね。
たとえ、相手がGOGO girlであろうが、phuuying
nan baa(直訳=バーに座る女性)であろうが、だ。
だって、こうした女性が相手であろうが、「好き」「きれい」「いい」とか言っても「愛してる」は言わないってのがインターナショナルな常識な訳。
勿論、タイ人の男だって言わない。
言えば当然、仕事をやめて結婚を考えるってのがタイの男女のフツーのことだから。
もう何人も何人も、rak問題でトラブった日本人を知ってる。80%方は男。
もうひとつ。
これは滅多なことで言う台詞じゃないし、それなりの手続きも必要なんで、そんなに居ると思えないのだけど…それがそうでもないらしくてさ。
「結婚しよう」
これは言うだけじゃ出来ないよね。
でも、タイで結婚して、チャンと式も挙げ披露宴もして、役所にも婚姻届を出して、子供も作って……そしてそして、おとーさんは日本に帰ったきり戻って来ない…ってのが、結構あるんだよ。
オイ! 大阪のO! 今度は実名で書くよ!
ま、一人や二人のことじゃないんで、特定の男のことは放っておくが、タイでの結婚って、手続き的には簡単なのね。
日本なんかとは民主主義もコンピューターも遥かに進んだ国なので、個人の「申請」を尊ぶ。だから、この者とこの者が結婚しました、って申請すればそれで登録される。
(日本大使館にも届けようとすると、事前に「結婚条件具備証明書」なんてものを戸籍抄本などと一緒に届けなくちゃならない。)
で、問題は、離婚しないで男が日本に帰っちゃった場合に、妻や子供に大変な不便やハンデが待っている、と言うこと。
字数があまりないので、はしょって書くが、経済的に困窮するってことじゃない。
再婚できない、ってことでもない。
多分、「夫」も知らないんだろうけど、不動産が持てないなどの行政上の差別が多々ある。
子供の国籍が日本になっていた場合は、この子にも行政上のハンデは一生ついて回るのだ。
(Oよ、せめて離婚してやれ! 子供の日本国籍抹消手続きをしてやれ!)
「そんなつもりじゃなかったんだよ…」って、みんながみんな、言う。
そうなんだよ。
それが問題なんだよ。
この国において、人が「待ってて」と言えばどういう意味か(文字通り以外に何の意味もないんだけど)、「愛してる」と言えばどういう意味か。
「結婚する」とはどういうことなのか。
それが分かってなくて、気軽にウソをつくこと、それがいけないんだ。
ウソ?
そうだよ。
この国において、「また来る」は、いい加減な社交辞令や挨拶ではない!
来ないとウソになる。
この国において、「愛してる」と言えば、絶対の幸福も至上のケラクも阿鼻叫喚の修羅も一緒なんだと思え!
これらの全てを背負うつもりがないのに「愛してる」と言えば、これはもう許しがたいウソになる!
結婚は一定期間の売春契約ではない!
分かって頂けただろうか。
是非、ご理解頂きたい。
もうこれ以上、悲しむ人を増やさないために。
また、あなたのためでもあるのです。
おいらはタイで遊ぶな、なんてこれっぽっちも言ってない。
ウソを言わないで! とお願いしてるのです。
「今度いつ来るー?」
「いやー、もう来ないよー」
とか、
「わたしって、どーお?」
「キレイだね、好きだよー」
なんて会話が飛び交って、天使の都の夜は更け行く…。
それは、mai penrai ってもんです。
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