お詫び

daawです。
ごめんなさい!
またまたおいらのために発行が遅れてしまいました。
一重に、おいらの事情のためで、夢童子さんの所為ではありませんので、そこんとこ、よろしくお願い致します!

お礼

前回、アンケートをお願い致しましたところ、読者の約3%の方から(寂しい〜!)ご回答をお寄せ頂きました。
ありがとうございました。

その結果わかった読者像はーーー
タイへ行った回数:「2回」から「忘れました」まで、
延べ滞在日数:「12日」から「5年半ほど」まで、
で、平均すると「7,8回」「延べ2〜3ヶ月」。
他の設問のお答えからも、タイが好き! という感じが溢れている方ばかりで、嬉しくなりました。

「タイに関することで、何かお聞きになりたいことがありましたら…」と言う設問に対しましては、なかなかディープなご質問が多くて、俄かに答えられなくてうろたえてるdaawですが、
「ん〜〜…、そう言えばこれは、他の皆さんにも言っておかなくちゃかな〜」
ってご質問もありましので、今回はいつものマイペースな語り口とは文体も変わりますが、ご質問へのお答え、って言うか、おいらの考え方って言うかを書かせて頂くことにします。

あらかじめお断りしておかなかったのですが、ご質問部分の無断転載を、どうかお許し下さい。
(お名前のイニシアルだけ書かせて頂きます。)


     
『 寄せられた質問からーーー 』 


Q:タイのエイズってすごいですか?(Hさん)

Q:私の友達が最近ヘンなんです。7,8年前から何度か一緒にタイへ行った友達なんですが、体調が悪いって言ってた数ヶ月前いらい会ってくれません。
その時、激ヤセしてて、だるいって言ってて、咳とかしてたので病院行きなよって言ってたんですが。
実はHIVだっていう噂もあって、どうしたらいいですか。(Kさん)


20年ほど前のことです。
ある日、安宿の近くの食堂で中国語の新聞を読んでいて(タイにはタイ字紙10紙ほどの他に英字紙3紙と中国字紙4紙がある)「愛滋」と言う文字が目に付いたんだ。
タイ文字が読めないおいらは、英字紙か中国字紙かってことになるが、さっと目を通してなんの話題かってことは、中国文字の方が分かりやすいってことが分かってね、当時。
食堂なんかじゃよく見てたんだけど。

で、前後をいろいろ読んでみると、
「国立衛生研究所がバンコク市内数カ所の売春宿および特殊浴場の女性従業員500人を検査したところ、数人の愛滋感染者が見つかった。この外来の病気に現在有効な治療薬はなく、美国での罹患率の推移を見ても、今後わが国における感染拡大が危ぶまれている…」
と言うものだった。

その数日後、軽い熱射病になったおいらは、いつもの調子で旅行保険カードを持って、意気揚々(?)とバンコク・ジェネラル・ホスピタルへと向かったのであるが、話し好きで日本の週刊誌など持って行くと喜んで下さる某先生が診て下さって…。
勿論、半分、仮病みたいなものだから、なんの心配もないんだけど、話しのついでに、「愛滋」のことを話題にした訳。
「新聞で読んだのですが、どうなんでしょう、先生」って。
すると、某先生、待ってましたとばかりに、
「そうそう、その検査に私、駆り出されましてね」って。
目を輝かせて話して下さったんだけど、騒がれてるほど感染者はいなくて、あれはひょっとするとレース(人種)によって感染しにくいってことがあるかもしれない、とのことだった。

2,3泊、淡いピンクのカーテンのかかった豪華ホテル…じゃなくって、日本人専用病棟の個室で休養したおいらは、その後すぐチンチョ(注)が壁にはいつくばってる安宿に戻って、その落差に愕然としたり、貧しさをニンマリと楽しんだりしてた訳だけど、ある午後、シャワーを浴びてたら、隣の(あ、最も安いクラスの宿だと部屋にシャワーはなく、共同シャワーが二つ三つと並んでいるのだ)区切りから今にも死にそうな男の荒い息と喘鳴が聞こえたのだ。
大丈夫か〜? と、覗いてみれば、27,8のファラン(白人)でさ。水出しっぱなしで、タイルの床にしゃがみこんでるんだ。

手を貸して、部屋まで連れて行ったんだけど、その途中で気付いたのが、彼の腹やら胸やらにある青い斑点でさ。これって、某先生が言ってた症状に似てるよねー、って、後でもう一度シャワーに行って、石鹸つけてゴシゴシ洗い直したりしたよ。
ファラン、ゴメン。てなもんだけど、半年ほど後にまたそこへ行って聞いてみたら、やっぱりHIVで、あの後しばらくして病院で死んだそうだ。

あ、こんな調子だとまた長くなるのであと、かいつまんで話しますと、その後のタイの友人、先生(医師)などの話しとおいらの観察を交えて言えば、タイはHIV患者の姥捨て山なんだよ。

あの空港の様子を見ても分かるでしょ?
チェックがない、という…。
シンガポールなんか、ロンゲだっていうだけで入国禁止だもんね。

自由が好き。自由でありたいから、人の自由も尊ぶ。いや、面倒くさいから、干渉しないってだけなのかもしれないが…。

いやしかし、やはりタイにはもてなしとか困っている人への親切とかは、何度も言ってるthambun(南伝上座部仏教の根本理念。布施・喜捨をすることで未来を良くする)なのだから、HIV感染者(それと分かる頃にはエイズ発病者だけど)と分かってても、やはりシカトしたりはしないのがタイ人なんだろうなぁ…。

それに、お金さえあればなんでも出来るという、
sanukと階層分化の社会…。

こうしたことが、どうもその頃から、HIV先進国であるUSAやアフリカでは分かっていたみたいなんだ。

それに、これは後にHIVのキャリアーであるアメリカ人(彼はあのN.Y.のテロの日の夜、カーオサン近くのバーで「これはブッシュの仕業だ!」と叫び、フクロにされていた)に聞いたのだけど、おいら達が思ってるのと違って、アメリカって国は差別がキツイんだって。
HIVって分かれば職場をなくすだけじゃなくて、コミュニティーからも排斥されるんだって。
なんか、石もて追われる如く、家族から死ぬまでの費用をもらって、タイに死にに来る…。
マジかよー!? って思ったけど、少なくともアメリカからはHIV感染者と言う感染者が大挙してタイを目指したと言うのは、どうやら(テロ黒幕ブッシュ説はどうだかだけど)本当らしい。

死ぬと分かっててやりたいことと言えば…。
そのすべてがタイにはある。
しかも、心優しき(いや、thambunだから計算高くとも言えるが)タイ人が相手だから、もう最高のホスピスな訳だ。

Hさん、Kさん、分かってもらえただろうか。

データ的には、某先生が言っていた希望的観測とは違って、99年末時点でのタイのHIV/エイズ感染者数・患者数は75.5万人、成人感染率は2.15%(UNAIDS報告)となっている。
2001年末で200万人というデータもあります。

ファランが持ちこんだ業病に苦しむタイ人…。
そして彼ら彼女らから感染する日本人…。
いや、タイに死にに来ているファランの男から感染する日本の女性が多い、と言う話しも聞いたことがあります。
日本の医大を出た女医さんの話しです。多分、日本人の性に対する感覚も知ってらっしゃるからこその危惧ないしはデータなのでしょう。

日本では、2002年末ので約九千人となっているが、これは多分、氷山の一角であり、また潜伏期間を考えると、日本人(特に女性)の発病者は、今後、急なカーブを描いて増加すると思われます。

Kさんとそのお友達は女性の方かと思うのですが、お友達は不幸にも発病なさったのでしょう。
Kさんも検査をなさることをお勧めします。
保健所で、匿名で出来るはずです。
不幸にも感染してらしたら、発病を抑える薬を飲み続けることです。

あら、もっと楽しい話題も取り上げようと思っていたのに、もうスペースが…。

もっとも、こんなことを書いてる今も、イラクじゃ人々が次々と殺されていってる訳で、あまり楽しい話題を書ける心境にはないのだけど…。

ごめんなさい!


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